Apple Watchやスマートウォッチで筋トレをすると、ワークアウトの終わりに「消費カロリー」が表示されます。数字が出るとつい信じたくなりますが、この値はどのくらい当てになるのでしょうか。この記事では、筋トレ中の消費カロリーがなぜ誤差を持ちやすいのか、そして数字とどう付き合えばよいかを整理します。
消費カロリーは「測った値」ではなく「推定値」
ウォッチが表示する消費カロリーは、体の中のエネルギー消費を直接測っているわけではありません。心拍数、手首の動き、年齢・体重・身長などのプロフィールをもとに、計算で推定した値です。ランニングのように動きと心拍がほぼ連動する運動に比べて、筋トレは推定が難しい運動だとされています。
筋トレで誤差が出やすい理由
- 休憩を挟む運動である:セットの間は心拍が下がり、セット中だけ上がる、という波のある動きになります。連続的な運動を前提にした推定とは相性がよくありません。
- 心拍が運動の強さを反映しにくい:重い重量を数回持ち上げるセットは、筋肉への負荷が大きくても、心拍はそれほど上がらないことがあります。
- 手首の動きが筋トレの負荷を表さない:ベンチプレスのように手首があまり動かない種目では、動きのデータから負荷を読み取りにくくなります。
- 個人差が大きい:同じメニューでも、体格・筋肉量・トレーニング歴によって消費するエネルギーは変わります。
数字との付き合い方
正確な数値としてではなく、目安として使うのがおすすめです。
- 日ごとの比較に使う:同じ端末の値同士で「今日は先週よりきつかったか」を見る使い方なら、絶対値の誤差の影響は小さくなります。
- 1回の数字で食事を決めない:表示された消費カロリーをそのまま食事で「取り戻す」ような使い方は避けましょう。
- 筋トレの成果は別の指標で見る:重量・回数・セット数・ボリュームの推移は、カロリーより直接的に成長を表します。
LiFTYでの扱い
LiFTYは、筋トレの消費カロリーを自分で計算していません。Apple Watchで記録したときは、Apple Watch自身の推定値がヘルスケアに保存されます。iPhoneだけで記録した筋トレは、ヘルスケアへ時間のみを書き出し、カロリーは書き出しません。数字がないことは、不具合ではなく「根拠のない値を作らない」という方針によるものです。
まとめ
筋トレ中の消費カロリーは、ウォッチの推定の中でも誤差が出やすい項目です。大まかな目安として眺めつつ、日々の成長は重量・回数・ボリュームといった記録そのものから確認していくのが確実です。
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